※こちらの講演は「M&A実務担当者養成講座(全4回)~ 課題ワークを通じて現場で役立つノウハウを習得 ~」と同内容の追加開催です※
近年海外M&A、国内M&Aともに、その件数は増加の一途を辿っており、規模も大型案件からベンチャー企業の買収などまでバリエーションに富んだものになっています。他方で、企業の皆様からはM&A実務の担当者の不足が深刻化しており、ノウハウもなかなか上手く蓄積できていないという声が多く聞かれます。 今回の「M&A実務担当者養成講座」では、実際にM&A実務を担当することができる体系的かつ実務的な能力をつけていただくため、対象を少人数に絞った合計4回の講義において、M&Aを中心に執務しM&A関連のセミナー経験も豊富な講師とインタラクティブにコミュニケーションを行っていただきながら、M&Aの流れ、デュー・ディリジェンス、M&A契約、PMI等の体系的な解説はもちろんですが、社内事業部門との連携、アドバイザーの上手な使い方、ノウハウの蓄積方法などの通常のM&Aセミナーでは言及されない実務において重要なポイントとなる点を含めて、丁寧に解説いたします。また、第2回のM&A契約の解説を踏まえて受講者の皆様には実際にM&A契約のマークアップの課題に取り組んでいただき、実際に手を動かしたものの採点・講評を通じて、実践的にノウハウを習得していただきます。
※ 第3回を除いて、各回毎の受講も可能です。 (第3回は第1、2回で行った課題の解説となりますので、第1、2回と併せてご受講ください。)
第1回 2019年2月1日(金) 14:00-17:30(13:30受付開始)[終了しました]
・M&Aの一連の流れの理解
・基本合意書の解説
・M&A契約での対応を見据えたデュー・ディリジェンスの実践
M&Aの流れを概観した後に、時系列に沿ってM&Aを実務上どのように動かしていくかを学びます。まず、案件の選定の段階から、フィナンシャル・アドバイザーとの付き合い方、社内でのM&Aチームの組成・事業部門との連携、法律事務所の選定(海外M&Aにおける海外事務所の選定を含みます)について検討いたします。その後、基本合意書(MOU)を締結すべき場合、締結する場合のドラフティング上の注意点、各種バリエーションについて解説いたします。デュー・ディリジェンスについては、その具体的な進め方や一般的な注意点に加え、業種や案件のタイプに応じた注意点を解説しつつ、M&A契約での対応を見据えてどのようにデュー・ディリジェンスに取り組むべきか、法律事務所をどう上手く使うべきか、事業部門とどのように連携すべきかなどについて、検討いたします。
第2回 2019年2月12日(火) 14:00-17:30(13:30受付開始)[終了しました]
・M&A契約の理解 ~交渉ポイントを見定めながら~
・M&A契約の交渉方法
・契約書マークアップの課題説明
M&A契約を経験された方であっても、その立体的枠組みとしての体系への理解が十分ではないと思われる方も多くいらっしゃると思います。M&A契約を体系立って理解いただくとともに、実際の交渉ではどのような点がポイントになるか、どのような交渉のバリエーションがあるか、また、交渉全体をどのように進めていくべきかを総合的に解説いたします。
そして、次回への課題としてM&A契約のマークアップをしてきていただきますので、サンプル事例を解説するとともに、マークアップいただくM&A契約のドラフトをお渡しいたします(講師への提出期限は3月1日(金)です)。
第3回 2019年3月13日(水) 14:00-17:30(13:30受付開始)[終了しました]
・M&A契約書マークアップの課題解説
・マークアップ例の講評
皆様のマークアップについて講師が採点をしてお返しするとともに、本事例においてはどのようなポイントをどのように考慮し契約に反映すべきであったかについて解説をいたします。また、重要ポイント毎にいくつかの例を挙げつつ、考え方のよかった点・改善すべき点を検討していきたいと思います。
第4回 2019年3月19日(火) 14:00-17:30(13:30受付開始)
・PMI(Post Merger Integration)の進め方、買収会社管理の方法 ・PMIを見据えたデュー・ディリジェンス・契約交渉における留意点 ・事業部門との連携、アドバイザーの利用方法
M&Aはクロージングから始まる、とも言われているように、M&Aを成功に導く上でPMIが極めて重要であることは言うまでもありません。クロージング後に買収した会社をどのように統合していくか、管理していくかを検討していくとともに、その前段階であるデュー・ディリジェンスや契約交渉において留意し実践しておくべき事項を解説いたします。PMIにおいて欠かせないM&Aチームから事業部門への移行や、PMIに関するアドバイザーの利用法も解説いたします。
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